ターメリック(ウコン)は、香辛料、漢方薬として用いられるショウガ科の多年草です。ターメリックは、インドなどの熱帯アジアを原産とし、地下に肥大した濃黄色の根茎を持っています。この根茎を水洗して皮を剥き、5~6時間煮た後、2週間ほど天日で十分乾燥させて細かく砕き、使用します。
ターメリックは、カレー料理に欠かせない香辛料であり、また黄色の着色料としてたくあんなどにも用いられます。
ターメリックの黄色を呈する色素成分はクルクミンで、またクルクミンは健胃剤として用いられます。またインド周辺では食用以外に、傷薬や肌のパック剤、染料など種々の用途にターメリックが使われています。
日本でも、ターメリックは昔からたくあんの色づけや、沖縄ではお茶(うこん茶)にもされて親しまれています。
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