調味料辞典

油脂 (ゆし)

油脂(ゆし)は、動物や植物、鉱物などからとれる水に溶けない可燃性の物質、いわゆる油(あぶら)のことで、通常、常温で固体のものを脂肪(脂)、液体のものを脂肪油(油)と分類されています。

油脂は、広く動植物界に分布し、動物性油脂には脂肪、植物性油脂には脂肪油が多く分布しています。これは、植物油などには不飽和脂肪酸が多く含まれており、常温で固体である肉の脂などには飽和脂肪酸が多く含まれているからです。

油脂には、牛脂(ヘット)、豚脂(ラード)、鯨油、オリーブ油、胡麻油、大豆油、落花生油などがあり、この他、鉱物からとれる油脂で、石油は燃料および近代化学工業には欠かすことの出来ないものです。

油脂は、食用、工業用など様々な用途で利用されています。

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